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5月勉強会開催報告:ニューラルネットワークの基礎

·48 文字·1 分

先日、「ニューラルネットワークの基礎」と題した勉強会を開催し、多くの方にご参加いただきました。誠にありがとうございます。

本勉強会では、ニューラルネットワークの根幹をなす理論から、画像認識などで広く活用されるCNNに至るまで、以下の内容について重点的に解説と議論を行いました。


ニューラルネットワークの基礎
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ニューラルネットワークの概要
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  • ニューラルネットワークとは
  • 活性化関数(シグモイド関数、ReLU関数など)の役割

フォワードプロパゲーション(順伝播)
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  • 入力データがネットワークをどのように伝播し、出力が得られるかの計算プロセス

損失関数
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  • モデルの予測精度を測る指標(平均二乗誤差)
  • なぜ損失関数が重要なのか

バックプロパゲーション(誤差逆伝播法)
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  • 損失関数を最小化するための勾配計算アルゴリズム
  • 連鎖律(Chain Rule)を用いた、各層の重みとバイアスに対する勾配の効率的な計算方法
  • 勾配降下法(Gradient Descent)と、それを用いたパラメータ更新のメカニズム
  • バックプロパゲーションがニューラルネットワークの学習において不可欠である理由

畳み込みニューラルネットワーク (CNN) の基礎
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CNNの概要
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  • 特に画像認識などのタスクで優れた性能を発揮

畳み込み層 (Convolutional Layer)
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  • フィルター(カーネル)の概念と、それを用いた特徴抽出の仕組み
  • ストライドとパディングの役割、およびそれらが出力サイズに与える影響
  • 入力データから局所的な特徴を抽出する能力

プーリング層 (Pooling Layer)
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  • Maxプーリングなどの代表的なプーリング処理

CNNの典型的構造
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  • 畳み込み層とプーリング層の組み合わせ、最後に全結合層

特に誤差逆伝搬法(BackpropagationBackpropagation)CNNの畳み込み演算に関しては、図や数式も交えながら、その計算ステップや各パラメータがどのように更新されていくのかを丁寧に解説いたしました。

参加者の方々からは、モデルの学習過程誤差逆伝搬法の計算手法に関するご質問など、実践的な内容に踏み込んだ質疑応答が活発に行われ、非常に有意義な時間となりました。


今後も、機械学習AIの医療応用に関連するテーマで勉強会を企画してまいります。ご興味をお持ちの方は、ぜひ次回のご参加をご検討ください。